鉄筋腐食を生じたコンクリート部材の付着構成則の構築に関する基礎的研究


年度 2010〜
主担当学生 佐藤綾香,長岡和真
概要 本研究では,鉄筋腐食により損傷を受けたRC部材の付着応力性状に及ぼすコンクリートの拘束度の影響評価を目的として,静的破砕剤を用いた腐食膨張模擬実験を実施するとともに, 鉄筋腐食したRC部材の付着応力性状を拘束度に基づきモデル化を試みた.その結果,かぶり厚ならびにコンクリートの圧縮強度が拘束度に大きく影響し,拘束度はかぶりコンクリート に発生するひび割れ幅の増加にしたがい指数的に低下することが明らかとなった.また,提案した最小かぶり面にひび割れが卓越して進展した場合に適用可能な付着劣化評価モデルは 既往の実験結果と比較的良好な一致を示した.
学会発表等 ■佐藤綾香,村上祐貴
鉄筋腐食膨張圧がコンクリートの拘束効果に及ぼす影響,
土木学会第65回年次学術講演会講演概要集,V-196,2010
■長岡和真,村上祐貴
鉄筋腐食を生じた鉄筋コンクリートの付着性状に関する研究,
土木学会関東支部第28回新潟会研究調査発表会論文集,pp.334-337,2010
■長岡和真,佐藤綾桂,村上祐貴
鉄筋腐食を生じたRC部材の付着応力性状に及ぼすコンクリートの拘束度の影響
コンクリート工学年次論文集,vol33,No.1,pp.827-832,20117
卒業論文

<< 前のページに戻る

SIDE MENU